現在借金をしていない人でも、過去に金利２０％以上の取引について完済したことがある人は、過去に払い過ぎた借金を取り戻せることがあります。
現在の裁判実務では、原則として、完済した日から１０年間は、過払い金を取り戻せることになっています。
（専門的な根拠を知りたい方はこちら 外部ページ 債務整理の理論）
しかも、年率５％の利息がついて返ってきます。
例えば、完済してから、５年がたっている場合は、５年×５％で、２５％の利息がついて過払い金が返ってきます。
例えば、１００万円の過払いが発生していた場合は、１２５万円になって返ってくるということです。
この場合は、弁護士や司法書士に報酬（概ね２０％）を支払っても、トントンということになります。
しかし、利息がつくからといって、いつまでも過払い金を取り戻さないのはやめておいたほうがよいでしょう。
なぜなら、消費者金融業者は過払い金の返金が重みとなって、どんどん倒産しているからです。
消費者金融業者が倒産してしまうと、過払い金も取戻せなくなります。
そのため、過去に消費者金融業者と取引をし、完済している人も、早めに弁護士・司法書士に相談をしに行った方がよいでしょう。
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