借金相談の基礎知識１８　借金地獄に陥る仕組み

初めて消費者金融から借入をしたしたときは、なんとなく後ろめたさがあします。

しかし、取引が長く続くと、当初は感じていた借金への後ろめたさが徐々に消えていきます。

最近の消費者金融はリボルビング払いが多いので、毎月の支払いをきちんとこなしていれば、特に業者もうるさくいってこない。

そうなってくると、毎月１万円払うのも、2万円払うのも大差ない。むしろ、３万円くらいでも払えてしまう気がする。

っという気持ちになってきます。

毎月の返済額が１万円から2万円になった場合に、返済総額・借入総額も２倍になっていることには気づかない。

かといって、毎月の返済額が２万円を越えてくると、借金の総額は５０万円を超えてくるので、容易には一括では返せなくなる。

通常、借金が５０万円を越えてくると、一括で完済しようという意識はなくなる。

そんなこんなで、ズルズル取引を続けていくうちに、借金の元金が少し減ってきても、欲しい物の誘惑に負け、さらには、貸金業者の巧みな誘導により、再び限度額いっぱいまで借り入れをしてしまう。

それでも仕事があるうちは、どうにか返済できてしまう。

しかし、不景気のあおりで、突如仕事がなくなったら…

仕事はなくとも借金は５０万円以上残っている。

返済のめどは立たない。

支払いが滞ると、とたんに業者は豹変し、

「ドロボウ！だまし取ったお金を返せ！！」などとわめくことも。。

こういったややこしい業者に対してだけは優先して支払わなければ、と思い、ついつい他のサラ金業者から借りた金で返済しようとする。

ここで借りると借金地獄に陥ってしまう。

しかし、普段よく耳にするサラ金業者から借りようとしても、返済が滞った段階で、事故登録がされておりのきなみ貸してくれなくなっている。

順当に返済をしていたときは、

「お客様にはもっと増額融資ができますよ」などといっていたのに、返済が滞ると急に手のひらを返す。

女性専用キャッシングですら、支払いが滞ると、怖い兄ちゃんが「オイ、コラ」と怒鳴りつけてくるほどだ。　借金地獄に追い込む厳しい取立てが行われる理由

この段階までくると、いよいよヤバイ筋・ヤミ金同然の業者からの借り入れしかできなくなっている。

金利が毎月３０％とか、ひどい場合には３日で1割など、およそ完済するのは不可能な業者しか貸してくれなくなる。

この段階までくると、博打で一発当てるか、他人から盗んで返済するしかないっという末期的な考えをしはじめる。

しかしながら、博打で返済しようと考える９９％の人はさらなる借金を負い、もはや、働いて返済できる金額ではなくなるものである。

例えば、ヤミ金からの借金が３00万円を超えてくると、年間の利息だけで楽に１００万円以上、毎月に直しても、10万円近い利息になり、元金を減らすどころか、利息の支払いさえ満足にできなくなる。

既に、一生働いても返せない金額まで膨れ上がっている。

年間の金利だけで100万円、しかも元金はいっこうに減らないということは、３０年間で、３０００万円もの利息を支払うこととなり、一戸建てが買えるだけの支払いを続けることと同じである。

冷静に考えれば、もはや返済不能であると理解できるはずです。

しかし、ヤミ金から過酷な追い込みをされると、返済をしなければ殺される、殺されるぐらいなら、他人の物を奪うことぐらいは許される、っという考えになることさえある。

こうなってしまうと、新聞をにぎわすような凶悪事件をひきおこすこともある。
。

そして、他人を殺しても借金は無くならないことすら理解できなくなり、凶行に駆り立てられていく。

家族に対する保険金殺人という事態へと発展することすらある。

まさに、借金地獄である。

このような借金地獄に陥る前に、借金相談の専門家に相談をすべきでしょう。

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