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借金相談の基礎知識8 弁護士や司法書士も借金一本化を扱っている


弁護士や司法書士も借金一本化を扱っていると聞くと、何やら闇の法律家が、不透明な手段で整理してしまうような印象を受ける方もいるかもしれません。

しかし、借金相談の専門家である弁護士・司法書士に依頼すると、テレビCMや新聞広告を掲載している大手おまとめローン会社や、借金一本化業者よりもはるかに良い条件で借金を一本化できることがよくあります。

どういうことなのでしょうか?



消費者金融業者に対しては、そもそも借金の返済義務がない場合がある


いままで、借金相談の基礎知識では、消費者金融業者に対しては、そもそも借金の支払い義務がない場合すらありえることを紹介してきました。

今回のおまとめローンをする場合でも、支払う必要のない借金まで一本化してしまうと、大変な損をすることになるのです。

以下、借金相談の専門家である、弁護士・司法書士に借金一本化を依頼した場合のメリットや、仕組みを説明します。



弁護士・司法書士が行う借金一本化=任意整理による返済一本化


弁護士・司法書士が行う借金一本化は、貸金業法、出資法、利息制限法、最高裁判例、その他無数の法律を駆使して行われます。

したがって、消費者金融業者が減額に応じない場合でも、法律上当然に借金が減額できる場合には、必ず借金が減ることが特徴であり、おまとめローン業者などの一本化業者には無い特徴となっています。

また、払い過ぎていた借金を取戻せるのは、弁護士・司法書士のみで、市役所の借金相談員、ボランティア団体など、いずれも過払金の取戻しはできません。

ポイント1 おまとめローン業者は、既に払い過ぎていた借金額を差し引くことなく、まとめて借り換えをさせている。特に、払い過ぎた借金があっても、それを回収することなく一本化してしまうので、借りる必要のなかった分まで金利を支払わされることになる。


それでは、弁護士・司法書士が行う借金一本化とはどのような手続きで、どのようなメリットがあるのでしょうか?



弁護士や司法書士が行う借金一本化は、どこかの銀行や、おまとめローン業者から大金を借りてきて、そのお金ですべての業者の借金を完済するわけではありません。

弁護士や司法書士が行う借金一本化は、次のような仕組みになります。

@払い過ぎていた分があれば、その金額を借金残高から差し引く。


A将来発生する金利をゼロ%にしてもらえるよう交渉する。

B支払の遅延などがあった場合でも、無かったことにしてもらい、分割払いにて支払いを続けていく。


Cその際、今後返済をしければならない者が複数ある場合、支払いの窓口を、弁護士や司法書士が代行する。


このCの部分によって、支払いが一本化されるのです。

債務整理・返済代行の依頼を受けた弁護士・司法書士がすべての業者に支払いをするため、依頼者の方は、弁護士・司法書士に毎月の業者への返済金を渡しておけば、複数ある貸金業者のそれぞれについて個別に支払う必要がなくなるのです。

ポイント2 弁護士・司法書士が行う借金の一本化の場合、多くの場合、金利は0%になる。






以上が、弁護士・司法書士が行う借金一本化の仕組みです。

正確には、「借金返済窓口の一本化」ともいえます。

通常、弁護士・司法書士が行う借金一本化は、払い過ぎ分を差し引いた上で、さらに金利を0%にしたうえで分割払いをしていくので、テレビCMをうっている「おまとめローン業者」や、怪しげな(弁護士・司法書士でない)一本化業者に頼むより、はるかに経済的メリットが大きいのが特徴です。

借金返済一本化をしたいのであれば、弁護士・司法書士に相談するのも一つの手です。

弁護士・司法書士は、借金一本化も通常は扱っております。



法律専門家の行う借金一本化と、その他一本化業者の行う借金一本化の具体的返済総額の違い

弁護士・司法書士が行う借金一本化と、「大手おまとめローン業者」が行う借金一本化を比べて、返済総額がどれだけ違うか、費用がどの程度かかるかを、「一本松(いっぽんまつ)」さんの事例で検討してみます。


借入先

取引期間

現在の借入残高

弁護士・司法書士に依頼した場合
※金利18%を超えている業者については、違法金利を無効にし、借金の減額ができます。

合計

残高243万円
67500円/月

106万円
29500円/月

タケコム(金利29%)

8年

120万円

2万円

アイミス(金利29%)

2年1ヶ月

48万円

36万円

ニコニコ金融(25%)

1年9ヶ月

41万円

35万円

CFVファイナンス(29%)

8ヶ月

19万円

18万円

MS銀行フィナンシャル(15%)

1ヶ月

15万円

15万円


しかも、この106万円については、利息がゼロ%!!


他方で、おまとめローン業者「東京スタオリック」の場合、手数料は不要でおまとめローンをしてくれます。
金利は、10%で、全業者に対する借金総額と同額の貸し付けをしてくれます。

つまり、243万円:金利10%に一本化できるにとどまります。


まとめ

一本化業者を全く入れない場合の年間利息支払額は、66万7300円(元金は243万円

おまとめローン業者「東京スタオリック」を入れた場合の年間利息支払額は、24万3000円(元金は243万円)

弁護士・司法書士が一本化をした場合の年間利息支払額は、ゼロ円(元金も106万円まで圧縮されています)
弁護士・司法書士に支払う報酬は、33万1000円(弁護士会法律相談センター価格にて算定)

以上のとおり、弁護士・司法書士が介入して借金一本化を行うと、報酬を支払ったとしても、借金の元金、金利面のいずれも他の一本化業者より優位であるといえます。

もっと借金一本化について知りたい方はこちら 外部ページに飛びます




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