引き直し計算?
日本では、利息制限法という法律により、貸金業者が取得してよい利息に上限が設けられています。
その上限は、借金残高に応じて、15〜20%となっています。
そして、この金利を越えた場合には、その部分は法的に無効となり、払い過ぎた利息は、借金の返済に充てられます。
この、金利の差額分を返済に充てる計算を、「引き直し計算」と呼びます。
武富士、アコム、プロミス、レイク、ディックなど、CMを大々的に行っている消費者金融も、金利が20%を越えた貸し出しを行っていたため、これらの業者についても、引き直し計算をすることによって借金は圧縮できます。
単純に、金利が20%を越えていたら、借金相談の専門家に相談に行くと、借金が減額される可能性があると覚えておけば良いと思います。
参考条文
利息制限法
第1条 金銭を目的とする消費貸借上の利息の契約は、その利息が左の利率により計算した金額をこえるときは、その超過部分につき無効とする。
元本が10万円未満の場合 年2割
元本が10万円以上100万円未満の場合 年1割8分
元本が100万円以上の場合 年1割5分
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