破産
裁判所に対して、債務の全部免責を認めてもらう手続き。
借入理由によっては免責されないこともあり、免責されるためには何個かの要件をクリアーしなければならない。
また、税金は免責されない。
引き直し計算
金利２０％を超える消費者金融業者との取引について、金利が２０％を超えた利息支払いは法的に無効であることから、その払い過ぎた利息を元金の返済に充てることにより借金残高を減額・圧縮する計算方法。
取引期間が７年超に及ぶ場合は、逆に払い過ぎている利息を取り戻せることもある。
非債弁済
借金の支払い義務がないことを知りながら、あえて支払いをした場合、その支払われた金銭は法的に取り戻すことができないという民法の定め。
押し貸し的にお金を払いこんでくる者に対するペナルティ規制である。
復権
破産手続き中は、警備員や宅建主任等の一定の資格職業に就くことができなくなるが、破産手続きがすべて完了し、免責手続きまで完了すると、これらの職業制限が解除される。
その他、破産手続き中に制限されていた権利が復活することを復権という。
なお、破産をすると、瞬間的に会社の役員の地位は消滅するが、すぐに株主総会で役員に選任し直せば、即時に会社経営を再開できる。
ブラックリスト
実際にブラックリストと呼ばれるリストがあるわけでもなく、色が黒いわけでもない。
正式には信用情報機関の事故情報記録のことを指している。
ブラックリストに載ることの意味は、お金を借りて、返済が滞ってくると、信用情報機関という情報センターに、延滞登録（いわゆる事故登録）をされて、返済能力に黄色信号が出ているから、貸さないように、との情報がほとんどの金融業者に伝わることを意味するのみで、今後永久にローンが組めないことを意味するわけではない。
事故情報の掲載期間は、各信用情報機関のホームページなどで公開されている。
弁済
返済とほぼ同じ意味。
返済は民法上の用語ではなく、弁済が正式な用語である。
返済代行
弁護士・司法書士といった借金相談の専門家に債務整理を依頼すると、費用はかかるが、全ての業者への返済を代行してくれることがある。これを頼むと、借金一本化と同じ効果がある。
弁済代行
返済代行と同じ意味。
法定利率
日本の法律上、この金利を越えた金利は支払う必要がないという上限金利のこと。
利息制限法という法律により、次のように定められている。
利息制限法
第１条 金銭を目的とする消費貸借上の利息の契約は、その利息が左の利率により計算した金額をこえるときは、その超過部分につき無効とする。
元本が10万円未満の場合 年２割
元本が10万円以上100万円未満の場合 年１割８分
元本が100万円以上の場合 年１割５分
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